でも、それは後回しになってしまって、プラン、間取りの打合せに時間を使ってしまいがちです。
理想のプランが出来上がった・・・・でも思っていた以上に「住宅ローンが借りれない」というようなこともありますね。
よく地場の工務店さんには、そういうケースがあるようです。
って私のところもそんな話は、過去にたくさんありました。
初対面から資金計画のお話を持っていくと、しらけられます。
だから、タイミングが難しいですね。
世間で有名な住宅会社の営業マンは、月末に住宅ローンの事前審査の案件を銀行にたくさん持ち込みます。
事前が通らない人に、誠心誠意尽くしても無駄だと考えるからです。
彼らも契約が何ヶ月も取れなければ、会社を去らなければならないから必死なのです。
よく「いくら借りれるかより、いくら返せるか」だと言います。
でも、心無い住宅営業マンは、「目一杯」借りれる枠を使わせようとします。
要は売れればいいのです。
契約が取れればいいのです。
自分もこの会社に何年いるかわからない。
だから、「家が欲しい」というホットなお客様に対して、ネガティブになる情報なんて、針の穴ほども入れてはダメなのです。
「あかんあかん、ファイナンシャルプランナーなんて連れてきたら、お客さん家を買おうとするのを考えてしまうやん」
こんなことを平気で言う営業マンも多いのです。
でも・・・200年住宅構想の話をする時代に、売り逃げのような姿勢はいかがなものでしょうか。
これから、毎年メンテナンスでOB施主様宅を尋ねて、
「幸せそうな家族」を見るのは本当に嬉しいですが、
「家なんか買わなきゃよかった・・・・タイムマシーンがあれば、以前に戻って家を買うのを辞めたのになぁ」
なんて絶対に言われたくないのです。
だから、ライフプランに対して安易な考えでないのか、必ず確認するようにしています。
どうしても「この土地に家を建てたい想い」があるのなら、全面的に協力させてもらいます。
でも、これからの人生設計について「頭の片隅にもない」という方には必ず、資金計画の重要さをお話します。
一生に一回と言われる家づくりに、決して後悔してほしくないからです。
お父さんも、お母さんも住宅ローン返済のために、ひたすら働いて、働いて、家族のふれあい、コミュニケーションの閉ざされた家族・・・・。
子供達が悲しい思いをしてほしくない・・・・そんな気持ちなのです。
「お前のようにきれいごとを言っていては、家なんか売れない、建てれない」と言われそうですが。
不器用な生き方かも知れませんが・・・。
経験者は語る・・・辛い想いをした人間が言うことなので、間違えないと思います。
そんなお話をしても、次にまたお越し頂くお客様は、より心の底でつながるような気がします。
最終的に判断したのはお客様、自己責任・・・そんなのは当たり前のことです。
でも、専門家としてお客様が不利益になることは言うべき伝えるべきだと思います。
そのことに関して、ご夫婦で話し合ってそれで、考えて考えて出した答えならベストです。
こちらの利益より、「お客様の利益」を考えるという姿勢が、商売人の原点ではないでしょうか。
それを恩着せがましく期待してはいけないけど、それが結局は、自分にとってもプラスになることだと思います。
それで、損ばかりして自分が倒れてしまったら、一番ダメなこと。
お客様の拠り所がなくなってしまうからです。
だから、たんなるお人よしではいけません。
自分の「ポリシー」をしっかりと持たなければならないのです。
いつもでも、いつまでも、「お客様に喜んで頂くこと」が、この厳しい時代を乗り越えていく為の必須条件だと私は思います。

こちらのポチっもよろしくお願いします。皆さんに感謝、ありがとう。
人気ブログランキングへ~貴重なポチっありがとうございます。心から感謝・感謝です。
言うほうがお客様のためということもありますね。お互い強い心で頑張りましょう。
ぱぱ☆きんぐさん
そうです。お客様の幸せな顔を見続けていきたい。そんな商売をしていきます。
みんな喜ぶビジネスモデルが最高です。
acbさん
企業も家庭も同じなんですね。
先を見通す目・・・これがこれからは必要です。
haracyuさん
商売道と道徳は同じようなものだと思います。いつも言っているのは三方よし。
売り手も買い手も皆ニコニコが大切ですね。とともに熱い男でありたいです。
滝さん
これからの時代・・以前良いとされていたことは、これからは通用しないのですね。
切磋琢磨・・・努力することが大切ですね。
YHさん
住宅ローンって心配ですよね。
「私にお任せください」といったスタンスで、お客様の心の支えになる。
これが本来の住宅営業の姿です。
とにかく契約・・・こんな発想の人には巡りあわないようにしてくださいね。
かえべえさん
小さな工務店だからこそアピールできることって絶対ありますよね。
素直な心でお客様の幸せを考える・・・。
本物はきっとわかってもらえますよ。
これからは、本物の商売人にならなければねぇ。がんばりましょう。
私たちにとって一番大切なお客様だからこそ、不利益になることも伝えなければなりませんね。どんなに小さな工務店だって、売り逃げする住宅営業マンとは違いますからね。
家のプランを考える時は楽しいのですが、住宅ローンのことを考えると我に返ります。
13年前に家を建てると決めた夜、住宅ローンのことで頭がいっぱいになり、眠れませんでした。
家は、やっぱり大きな買い物ですね。
だからこそ悔いの残らないような営業マンと知り合いたいんだと思います。
いいお話でした。
ポチッ
今からは本物の時代が来ます
今まで大きいもの、古いものが正しいとされてきました
本当に必要なものが残っていくのです
切磋琢磨が重要です
全く同感です。これこそ商人(あきんど)の基本だと思います。よく立ち止まり考える場面がありますが、その時に「お客様にとって一番いいことは何?喜ぶことは?」って考えると自然と進む方向が見えてきます。その時迷っている理由は大体がお客様ではなく自分自身の方に気持が向いている時です。
たしかに商人は損をしてはいけません。しかし自社利益を中心に考えると不思議なもので商売ってうまくいかないようになっています。
という事はgonsukeさんが言われるように
お客様に喜ばれる存在になれれば商売も自然とうまくいくようになっているという事ですね。
これって商売に限ったことではないと私は思います。人としての生き方の基本でもあると思います。
いくら借りられるかより いくら返せるか・・
このスタンスで家計運営したら余裕も見込んだ計画になりそうですね。
なんだか 企業のキャッシュフローみたいですが・・・経済の原則なんですね。
ますます幸せな家族がgonsukeさんの周りに生まれるんですね・
ポチッ!
お客様に、
「買わなければ良かった」と
言わせてはいけないと思うのです…。
そんなことを言わせてしまう
営業はプロではありません。
お客様に幸せになっていただき
そのひとたちが広がっていく!
人を幸せにしている!
そう自分の子供に胸を張って
話せる仕事をいつでもしたいです!
応援ぽちっと!
その通りです。資金計画が一番いいにくいことなのでしょうね。
でも、言いにくいことを敢えて言うのは、お客さんへの愛情なんでしょうね。
これ言ってしまったら。。。
いやがられるよな。
でも、それがお客さんのためならば、言うべきなのでしょうね。
私も心を強くします。
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