勤めていた学校は新設校。
当時まだ新しい「単位制」という形態をとっていた学校でしたので、生徒募集をしっかりと頑張らなければ、定員割れをおこしてしまうというような危険性がありました。
そのような理由から、テスト期間中は各自教師が、地域別に中学校周りをするといったことをしました。
学校の生徒募集要項をお届けし、中学の進路担当の先生方にお願いするのです。
中学校によっては、新任の先生が出てこられるところもありました。
進路担当の先生は、忙しいのでなかなかお会いできないという事もありましたが、特に名前の通っていない新設校への対応は冷淡であったように感じます。
ある中学での話ですが、進路担当の先生に、学校の説明を一生懸命しておりました。
説明が終わるとその先生は薄ら笑いを浮べて、
「オタクらも大変やなぁ そんな営業マンみたいなことをしないといけないなんて・・・、ボクらやったら例え生徒がゼロになっても、クビにはならへんからなぁ」
要するに、「公務員なので、ボクらは安泰やねん」というキモチで言われたのです。
私は教師になる2年間、企業スポーツの選手ではありましたが、営業補助を行っていたので、営業の真似事はできたのですが、他の先生は「教師一筋」の方ばかりだったので、大変だったと思います。
学校の先生は大きく分けると2タイプいて、あの有名な原田隆史先生や深夜遅くまで、理想的な教師を目指すために勉強している教師塾の熱心な先生がたのようなタイプと、事なかれ主義で「労働者」としての教師を主張されるタイプの方がいらっしゃるのです。
今、その先生の世界も「少子」によって大きく流れが変わってきたのです。
次男の去年担任は、定年まで3年のおじさん先生Y氏。
保護者の前で「平穏無事に教師生活を終えたい」と堂々と発言していました。
案の定、その態度が子供たちに伝わったのか半年で学級崩壊状態。
これは初めてではないそうです。
学級崩壊をさせる先生は、繰り返すそうです。
何十年も教師をやってきた大ベテランが問題教師?
翌年は2年生なので持ち上がりのはずでしたが、何故かクラス替え。
手に負えない子はよそのクラスへ放出。
次男の今年の先生は、ベテランの女性教師O先生。
参観日に授業を見てビックリ。
実に子供達が授業に集中しているのです。
恐怖政治の軍隊式ではなく、先生が子供たちが迷わないように、ルールをきちんと決めて的確な指示されていました。
子供たちの笑顔も絶えません。
国語の授業でしたが、残りの10分間は内容をがらり「百人一首」をやってました。
小学2年生で、上の句で「これやこの・・・」「ハイ!」「はい!」「HI!」
札を取る子がたくさんいました。
うちのチビも、がんばっていました。
「もう一回!」
子供たちからアンコールがかかったので、次の対戦へ移動。
みんながルールを把握しているので、移道して相手探しは一瞬。
すぐに新しい対戦を始めました。
親たちは流れるような展開にみんなビックリです。
ちなみに、去年の担任おじさん先生Y氏のクラスが隣だったので、授業をちょろっと覗きましたが、子供たちの雑談が多い多い。
生徒の質ではなく、これはあきらかに指導力の違い。
いかに授業に対して、考えられているか、いないかが明確でした。
次男に聞くとO先生は、研究授業にも積極的に参加されているようです。
自分の仕事に対しての想いの違いを感じました。
百人一首の二回戦をやっている時、隣のおじさん先生Y氏は「チョット早いけど」と言って帰る用意をさせていました。
今、日本の子供たちの学力低下を嘆いていますが、指導者である教師の人間力の向上が一番大事だと思います。
小学生は、教科担当が変わりませんから、担任で大きく左右されることが多いのですが、その先生を選ぶ事はできません。
我々ビルダーの場合は、お客様が中心であります。
お客様に喜んで頂き、満足して欲しいというのが仕事の前提です。
学校の先生は教育者なので、生徒がお客様ではありませんが、仕事の対象は「生徒」であるはずなのです。
生徒の満足度を上がるというなら、「楽しい学校生活」のはずです。
それに対して全力をかけるべきだと思います。
勿論、「楽しい学校生活」といってもルール、道徳を守った上であるのは当たり前ですが。
間違っても、平穏無事な教師生活や自分の自己満足ではあってはならないと思います。
「少子」によって先生方も厳しい環境になってきました。
特に私学は一般企業と同じで「勝ち組」「負け組」がハッキリとしてきます。
公務員でも、段々と“ひだりうちわ”ではいかなくなってきました。
公立中学離れも進んできています。
どの業界も、危機感を持たずに20世紀と同じやり方をやっているところは、加速がかかって衰退していくのです。
私の周りでも、それに背を向けて逆行しているところは、どんどん破滅へ進んでいます。
謙虚になって、素直になって、勉強して、変化し、行動すること。
今の現状に満足せずハングリーに。
バカと言われても、今までの安定にすがりつかないで、茨の道でも自分の信じる道を歩む事。
これが私のモットーです。

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教師はやりがいのある仕事であります。
自分の利益より、相手の成長を支援するという縁の下の力持ちのような職業ですね。
でも、それが幸せに感じる人でないと、やってはいけないと思います。
主体変容・・・まさに私たちビルダーも大切なことです。共にがんばりましょう。
生産性を考えるとやりたくない仕事でも、地域密着を目指すなら、頑張らなければなりません。信頼を得る為には大変ですががんばります。
YHさん
おっしゃる通りです。
生徒を思う気持ち、お客様を思う気持ち、共に手抜きなんてできません。
何事も全力投球ですよね。
つまりは「責任感」だと思います。生徒をこのように導きたい!社会貢献ができる青年に成長させたい!自分が学生の時に恩師にしていただいた事を、今度は恩返しをしたい!という教師の本気さが一番の基本になると思います。次にそれを生徒に伝える方法が、昔と比べて非常に難しくなってきています。私も不得意なところですが、「コミュニケーションの主体は相手」という教師塾での教えを、日々、念頭に置き生徒と関わるように心がけています。原田先生は「主体変容」という松下幸之助さんの言葉をメインテーマにされています。「相手を変えようと思ったら、まず自分から!」という意味ですが、一般企業ではあたり前の発想が、なかなか出来ない教師が多いのも事実です。私達、中堅どころが率先垂範で頑張るべきでしょう。
とても興味深い話です。
学校が荒れているという話を良く聞きます。
家庭、子供、社会環境、教員それぞれに要因があるように思います。
その中でも教員の資質は大切ですね。
子供の1年間が大きく左右されます。
会社員でも公務員でも、先ずは職業としてのやる気や探究心、お客様・子供・部下を思う気持ちがどれだけ強いかにかかっていると思います。
どの分野でも全力投球でいたいですね。
いい話でした!
ポチッ
私たち家づくりに携わる者も、そういった気概で目の前のことに当たりたらなければなりません
何のための家づくりなのかしっかりと考えたいものです。
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