昨年の食品表示偽装に続き、今年も製紙大手が再生紙の古紙配合率を偽っていたことが明らかになりましたね。
新聞では、一連の偽装にかかわった役員や社員の心理を想像を見てみると
“二つの「ワナ」にかかったように思える”と言っています。
1つ目は「バレないだろう」と思うワナ。
食品の賞味期限や再生紙の古紙配合率の偽りを、社外の人間が見抜くのは難しいです。
社内の関係者が口を閉ざしさえすれば、隠し通せると考えがちですが、現実には、多くの偽装が内部告発をきっかけに明るみに出ました。
一社で問題が発覚すれば、同業他社も一斉点検を求められて、芋づる式に表面化していきます。
もうひとつのワナは、「このくらいなら・・・」と偽装を小さなことにしようとする心の動きです。
食品の賞味期限を多少ごまかしても、人体に害が及ぶ可能性は低いです。
再生紙の場合は、逆に古紙の割合を公称より減らした方が、印刷がしやすくなります。
グリーン購入法では、国に『環境配慮型製品の購入』を義務づけているが、罰則規定はありません。
営業ノルマなどの重圧を感じると、
「このくらいなら」と誘惑にかられるのは想像出来ないこともありません。
だが偽装が発覚すると、どうなるか・・・。
「このくらい」のワナが恐ろしいのは、内部の勝手な論理にとらわれて、お客様や社会の信頼を忘れているということです。
「お客様はなぜ当社の製品を買ってくれるのか」という思いがあれば、一歩踏みとどまったでしょう。
最近流行の「コンプライアンス」という言葉は、『法令順守』と訳されています。
しかし、 「本来の意味は社会の期待に応えること。法律さえ守ればいいのではない」
と伊藤忠商事の小林栄三社長も年頭の挨拶で言われていたそうです。
1970年代後半に、ヤマト運輸社長の故小倉昌男氏は「宅急便」の段ボール箱からミカン一個を失敬した社員を解雇しました。
これは、社内を震え上がらせて、後に語り継がれた「ミカン事件」です。
“辛い決断”ではあったが、日本で初の宅配便事業を「利用者である主婦の視点を考え抜いた」と言ってます。
ミカン一個の不正が「このくらいなら」とまん延し、主婦の信頼を失うこと恐れたのです。
蟻(あり)の穴から堤も崩れる。企業経営の土台である信頼も同じだ。
と記事は締めくくっています。
これは、耐震偽装で揺れる建築業界でも同じこと。
土地も含めて、建築コストは上がる一方で、その分を請負価格や販売価格に、上乗せすることが難しいというのが問題になっています。
資材関係が上がっても、住宅に関してのデフレ傾向は中々変わりません。
しかし、コスト優先で「信頼」を裏切るようなことをすれば、即退場になると言うことは明白です。
かといって薄利多売に走ると、無理がたたって会社を維持できなくなってしまいます。
OBさんの『家守り』はできなくなり、「信頼」を裏切ってしまいます。
厳しい時期は続きますが、これからの時代、変幻自在な変化球ではなく、ポリシーを貫くやり方、ストレート直球勝負しかありません。
お客様、社会の信頼を積み上げて行くしかないと心に決めています。

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悪い事がまかり通らない時代にようやくなってきたんですね。
競争社会には、利己主義の考えが蔓延しています。
今、いろいろな偽装事件が、公に出るというのは必然的なもので、流れは今までの競争社会の膿を出している時期なんでしょうね。これからは、必ず良くなっていくはずです。正直者がバカを見る時代からサヨナラですね。
再生紙の問題にはがっかりですね。
リサイクル活動の先頭を切っていた分野だと思っていたので、非常に残念。
日本人は、基本的にはまじめです。
社内の不正は、遅かれ早かれ、正義感のある内部からの告発で明るみになると思います。日本人ゆえの倫理観。
まず企業は、まじめにまじめに。
<とCMした自動車会社がその後もまじめじゃなかったこともありました(笑)>
さ、今日もお客様をむいてまじめに行きましょう!
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