
13年前、赤ちゃんだった長男も中学一年生になりました。
当時私学の高校教師だった私は、この日が創立記念日ということで記念行事があり、その準備のために30分早めの6時丁度に起床する予定でした。
しかし前日の晩、生まれて3ヶ月の長男が中々寝付かないので、いつもの布団の位置を変えたのです。
普段の日は、子供を真ん中に"川”の字で寝ていたのですが、この日は妻と子供の位置が逆転していました。
このおかげで長男は今でも元気に生活しています。
何せ妻は、タンスの下敷きになったのですから、3ヶ月の赤ちゃんがそこにいたら・・・と思うとぞっとします。
しかも、観音開きの扉がこける瞬間に開いたので、タンスは斜めに止まっていました。
妻の顔は開いた扉の間にありました。

扉がうまく開かなければ、妻は大変な事になっていたのかも知れません。
いろいろな偶然が重なったのです。
今思い出すと、何か恐ろしいとても悪い夢を見ていたように思います。
あの朝は静寂の中、突然床がガタガタと揺れだしました。
今まで経験した地震とは明らかに違います。
直下型地震というのは、本当に恐ろしいです。
特に布団で寝ていたので、体全体でその恐ろしい揺れを感じました。
何度も言いますが、これは「夢」の続きだと思いました。
今まで29年間生きてきて、こんな体験は今だかつて無かったからです。
「あーっ」という妻の声が聞こえましたが、横を見る余裕もなく、足元にそびえ立つ、2mを超える高さの大きなタンスが自分たちの方へ倒れてきました。
わずか10数秒だったようですが、そのときはすごく長く感じました。
十三年経っても、鮮明にその瞬間は覚えています。
「ええかげん、シャレならんぞ」と、中々目覚めない悪い夢に対して、揺られながらキレていたのです。
それから、状況を把握するまで随分と時間がかかりました。
車の中に避難し、毎日放送のラジオを聞いて初めて「たいへんなこと」が起こったというのがわかりました。
これは、ほんの始まりに過ぎないかったのです。
この後が、本当に大変でしたし、辛い悲しい思いをたくさんしました。
毎年、1月17日を迎えると、鮮明にあの時の記憶が頭を駆け巡ります。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に、今工務店としてこのような予期せぬ災害から、一人でも多くの方を救えるような活動を続けて行きたいと思います。

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私もあの震災でいろいろな事を学びましたよ。それと、何より大切なことは命だということも認識しました。 いろいろと辛かったことも多かったですが、人の温かさにも触れ合うことができました。
特に、我々ビルダーのすべきことは明確です。まさにハウスドクターに徹することですね。お客様のかけがえの無い幸せのためにがんばりましょう。
幸い、私の親戚がいた地区はそれほどの大惨事にはなっていませんでしたので、ホッとしました。gonsukeさんのお宅は大変でしたね。でも皆さん無事で何よりです。
あの時は、ちょうど自宅を新築することが決まった時でした。そこで、我が家は、家具を寝室に置かない設計にしたんです。この仕事に就いてからもあの教訓をいかした設計を心がけています。
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