うどんの値段は同じであっても、客を大事にしてくれる店、まごころこもった親切な店には、人は自然に寄りついてゆく。その反対に、客をぞんざいにし、礼儀もなければ作法もない、そんな店には、人の足は自然と遠ざかる。
客が食べ終わって出て行く後ろ姿に、しんそこ、ありがたく手を合わせて拝むような心持ち、そんな心持ちのうどん屋さんは、必ず成功するのである。
こんな心がけに徹したならば、もちろん、うどんの味もよくなってくる。一人ひとりに親切で、一ぱい一ぱいに慎重で、湯かげん、ダシかげんにも、親身のくふうがはらわれる。
そのうえ、客を待たせない。たとえ親切で、うまくても、しびれが切れるほど待たされたら、今日の時代では、客の好意もつづかない。客の後ろ姿に手を合わす心がけには、早く早くという客の気持ちがつたわってくるはずである。
親切で、うまくて、早くて、そして客の後ろ姿に手を合わす―この心がけの大切さは、何もうどん屋さんだけに限らないであろう。おたがいによく考えたい。
松下幸之助 PHP道をひらくより
来場されたお客様一人ひとりの気持ちを感じられる営業マンに成長するには、心がけ次第なんですね。
何事にも素直に感謝する、いつまでも謙虚であり続ける 成功する商売人には不可欠な心がけだと思います。
全ての人に感謝。
よい本だと思います。社内で引用できるお話もたくさんあるので、ご活用ください。
ワンマンさん
全く同じですよ。私もお客さんの立場より、もめごともなく引き渡すのが、いいお客さんの基準ですから。でもこれからは、「自分が損しても相手に喜んでもらいたい」という考え方の会社しか生き残っていけない時代になっていくのです。だから、共感できないお客さんは、請けてはいけないし、それを見極めなければならないのです。
手を合わせるという言葉を今度こそ忘れずに歩いていきます。
有難うございました
これほどのロングセラーながら まだ読んでいませんでした。
早速注文しちゃいました。
松下さんが 起業した頃 新卒の子が来てくれるかどうか 店先で待ち 手を合わせたと読んだ事がありますが
全ての人に対して そういう拝むような気持ちをお持ちだったのですね
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