さらに「横着15年」と言われるとおり、15年もたつと自分に直言する人がいなくなるため、経営が横着になってきます。

こうなると、お客は嫌気がさして他者に注文を出すようになります。ところが自己中心の主観経営をしている人は、自分の行いの悪さを棚に上げ、「いままでうちの会社が面倒をみていたのに、よその会社から買うなんてけしからん」とお客の悪口を言うようになります。これを「うらみの経営」とか「のろいの経営」と呼びます。
お客の悪口を言うようになると、これが態度に出るので、お客の評判は一層悪くなり、そのうちにお客が少なって経営が危なくなります。これが「たたり」です。
業績が悪いのは「景気が悪い」「政府が悪い」「場所が悪い」とか言いますが、実は業績不振の大半はこのタイプの会社が多いんです。常に、自分の会社をお客からみたらどうなのか、チェックを怠らないようにしましょう。
小さな会社★儲けのルール より 武田陽一・栢野克己
そこそこの業績が何年か出ていると「社長」「社長」と取り巻きの輩も多くなりますし、何か自分が特別な人間のように「勘違い」してしまうものです。
取り巻きと付き合っていると、何でもかんでも「成功事例」として持ち上げてくれるので、社長自信は心地よいのですが、彼らから一切、真実は伝わってきません。徐々に違った方向に走り出してしまうのです。
一旦業績が落ち始めると、取り巻き連中はシビアです。一斉に手を引き出し始めます。
商社時代、そういう工務店の社長をを何人も見てきました。
結局、人間は慢心するとこうなってしまうのでしょうね。
「裸の王様」にだけは、ならないようにしなければいけません。
コメントありがとうございます。
社長自らブログを書いて、「今考えている事」や「社員に対してのモチベーションUP」を社員に読んでもらうというのは、素晴らしいことだと思います。多くの会社では、社長とコミュニニケーションが上手く取れているところは非常に少ないですから。
誰も 裸の王様の記事は読んでくれないでしょうからね。
従って 自分は裸の王様になっていないだろうかって 自分を振り返る事が出来ますからね。
考えなくなったら 前に進まなくなったら 現状に満足したら いけないんですね。
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